ジャンボジェット機は紙飛行機より軽い

年に何度も海外旅行をするという人が珍しくもない時代ですが、いっぽうで飛行機のような巨大な物体が空を飛ぶのが信じられないという人もいます。

たしかに飛行機は巨大であり、ジャンボジェット機などは全長約70メートル、全幅約60メートルもあり、地面から垂直尾翼の頂点まで20メートル近くもあり、総重量150トン前後です。

そんなに大きくて重いものが本当に空を飛ぶのかと思う気持ちもわからないではありません。

しかし、じつはジャンボジェット機は紙飛行機よりも軽いのだといいます。

にわかに信じられない話ですが、専門家によると、ジャンボジェット機の実物を全長1メートルくらいに縮小したとすると重さは0.518キログラムになるそうです。

それをさらに全長10センチメートルくらいに縮小してみると、たった0.518gとなり、同じ大きさの紙飛行機と比較してジャンボジェット機のほうが軽いということになります。

また、飛行機を鉄の塊と呼ぶ人もいますが、ジャンボジェット機は多量の空気を積み込んでいるのであって、鉄の塊という表現は正しくありません。

それにジャンボジェット機の新しいものでは、鋼鉄は全体の10パーセント程度使われているにすぎず、アルミニウム合金とチタン合金、プラスチックなどの軽い物質が中心となっているのです。

しもやけと凍傷は別の疾患

ひどい寒さで血行が悪くなって手足などにできるのがしもやけで、しもやけが重症になったのが凍傷と思っている人がいるかもしれませんが、そうではありません。

しもやけと凍傷は、じつはまったく別の疾患です。

しもやけを医学的に言うと凍瘡(とうそう)ですが、子どもによくみられるものです。

冬の寒い時期になると耳たぶや手足の指先などが赤く腫れ、うっ血をきたします。

凍傷は異常な寒冷により皮膚の表面から熱が奪われることにより起こるもので、症状の程度で第1度から第3度まで分けられます。

皮膚に紅斑ができ、かゆみ、しびれがある程度だと第1度、皮膚が徐々に黒くなってきて水疱ができ破れてただれるのが第2度、組織が侵され、黒色に変わって境界部から脱落、場合によっては最終的に患部の切断が必要なものが第3度です。

しもやけになるかどうかは体質によることが多く、人によっては極端な低温にさらされなくても、しもやけになりやすいです。

しかし凍傷は異常な寒冷のなか雪などにぬれたり風に吹かれたりなどの条件のもとで、誰でもかかるものです。

このように凍傷としもやけは成因が異なるので、しもやけになりやすい体質だから凍傷にもなりやすいということはないようです。

ざる蕎麦ともり蕎麦は海苔だけの違い?

お店に入りざる蕎麦を注文すると、もり蕎麦に海苔をのせたのがざる蕎麦として出てきますが、もり蕎麦よりも50円~100円高いことがよくあります。

海苔をのせただけで値段がずいぶん高くなるのです。

ざる蕎麦は江戸時代、ほかの蕎麦より高級なメニューとして誕生したので、その名残で値段に差があるそうです。

当初の蕎麦(現在のもり蕎麦)はゆでずに蒸した麺で、菓子屋が安い値段で売っていました。

ざる蕎麦は江戸時代中期に、麺打ちの技術や高級食材の発達により生まれたもので、現在と同じようにゆでる製法です。

使用するのは良質の蕎麦で、目新しい竹ざるの器で出されたことからオシャレだと評判になりました。

当時高級だったみりんを汁に使用したり、海苔をのせたりなど店によってさまざまなオプションがつけられ、ざる蕎麦に付加価値がついていったのです。

その後、従来の蕎麦がざる蕎麦やかけ蕎麦と区別されてもり蕎麦と呼ばれるようになりました。

現在は効率化とともにみりんやワサビなどの食材が安くなり、ざる蕎麦にももり蕎麦にも使われるようになったので、ざる蕎麦ともり蕎麦の区別は海苔があるかないかだけという店が増え、価格差だけがそのまま残っているのです。

サメとフカは同じ魚

サメ(鮫)とフカ(鱶)は、じつは同じもので、地方によって名称が違うというだけです。

軟骨魚鋼板鰓亜鋼の海魚中のうちエイ類以外のもの、体の側面に鰓裂が開くものの総称がサメやフカなのです。

関東より北ではサメを呼び、関西ではフカと呼ばれることが多いようです。

関東では大きなサメをフカと呼びますが関西では大きなフカをサメと呼び、命名が逆になっています。

また出雲地方ではサメはワニと呼ばれていて、古事記の「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」に登場するワニというのはハ虫類のワニではなくサメを指しています。

同じ魚といえばサケとマスも同じサケ科の魚であり、明白な区別はありません。

名前も、最大のサケであるマスノスケはキングサーモンと呼ばれ、比較的安いカラフトマスは鮭の缶詰によく使われ、ギンマスは塩漬けにされ新巻鮭として売られています。

このようにサケとマスの区別は曖昧なのです。

ベニザケが海に帰らなくなり湖沼残留型となったサケはヒメマスと呼ばれます。

マスとはっきり呼べるのはサクラマスとニジマスです。

サクラマスは降海型と一生湖沼にすむ河川残留型に分かれ、体長は30~70㎝に成長します。

サクラマスの河川型のものがヤマメと呼ばれるものです。

サーカスで芸をするのはオットセイ?アシカ?

クジラはナガスクジラ、イワシクジラなどのヒゲクジラとマッコウクジラなどのハクジラとがありますが、イルカはハクジラの仲間です。

体長4メートル以上のものをクジラ、それ以下のものをイルカと呼んで区別しているようです。

水族館で芸をするようなイルカは体長2~3メートルくらいのマイルカです。

マイルカ科は20属40種にも分類されていて、クジラ類の中で最大の科です。

どの種までがイルカで、どの種からクジラといったことをはっきりと決めることはできません。

イルカは脳が大きくて脳のしわも多いですが、知能はイヌとチンパンジーの中間ぐらいだといわれています。

いっぽうアシカとオットセイはどちらもヒレアシ類アシカ科に属し、体の大きさも同じくらいで、とても似ています。

オットセイの体はビロードのような綿毛に包まれていて毛皮が珍重されていますが、アシカはオットセイのような綿毛はありません。

アシカは体が丈夫で飼いやすく、見栄坊で食いしん坊であるため、サーカスで曲芸をしているのはたいていアシカのほうです。

芸ができたときに褒めると得意になってやるので芸をしこみやすく、芸をやったらエサを与えると食いしん坊なので懸命になって芸を覚えるのです。