しもやけと凍傷は別の疾患

ひどい寒さで血行が悪くなって手足などにできるのがしもやけで、しもやけが重症になったのが凍傷と思っている人がいるかもしれませんが、そうではありません。

しもやけと凍傷は、じつはまったく別の疾患です。

しもやけを医学的に言うと凍瘡(とうそう)ですが、子どもによくみられるものです。

冬の寒い時期になると耳たぶや手足の指先などが赤く腫れ、うっ血をきたします。

凍傷は異常な寒冷により皮膚の表面から熱が奪われることにより起こるもので、症状の程度で第1度から第3度まで分けられます。

皮膚に紅斑ができ、かゆみ、しびれがある程度だと第1度、皮膚が徐々に黒くなってきて水疱ができ破れてただれるのが第2度、組織が侵され、黒色に変わって境界部から脱落、場合によっては最終的に患部の切断が必要なものが第3度です。

しもやけになるかどうかは体質によることが多く、人によっては極端な低温にさらされなくても、しもやけになりやすいです。

しかし凍傷は異常な寒冷のなか雪などにぬれたり風に吹かれたりなどの条件のもとで、誰でもかかるものです。

このように凍傷としもやけは成因が異なるので、しもやけになりやすい体質だから凍傷にもなりやすいということはないようです。