ざる蕎麦ともり蕎麦は海苔だけの違い?

お店に入りざる蕎麦を注文すると、もり蕎麦に海苔をのせたのがざる蕎麦として出てきますが、もり蕎麦よりも50円~100円高いことがよくあります。

海苔をのせただけで値段がずいぶん高くなるのです。

ざる蕎麦は江戸時代、ほかの蕎麦より高級なメニューとして誕生したので、その名残で値段に差があるそうです。

当初の蕎麦(現在のもり蕎麦)はゆでずに蒸した麺で、菓子屋が安い値段で売っていました。

ざる蕎麦は江戸時代中期に、麺打ちの技術や高級食材の発達により生まれたもので、現在と同じようにゆでる製法です。

使用するのは良質の蕎麦で、目新しい竹ざるの器で出されたことからオシャレだと評判になりました。

当時高級だったみりんを汁に使用したり、海苔をのせたりなど店によってさまざまなオプションがつけられ、ざる蕎麦に付加価値がついていったのです。

その後、従来の蕎麦がざる蕎麦やかけ蕎麦と区別されてもり蕎麦と呼ばれるようになりました。

現在は効率化とともにみりんやワサビなどの食材が安くなり、ざる蕎麦にももり蕎麦にも使われるようになったので、ざる蕎麦ともり蕎麦の区別は海苔があるかないかだけという店が増え、価格差だけがそのまま残っているのです。